映画「愛がなんだ」を見た

いつまでたっても恋っていうものは盲目で、死にたくなる。なんというか、そんなふうな感情を思い出させるような作品。

 

私はなんというか、まともな恋なんてしたことがなかったんです。好き!って、激しい感情を覚えることがなかったというか。専門学校に入ってから初めてできた彼氏はその場の空気に流されて強引に付き合った感じで、でも私はそんな事実を信じたくなくて、好きだと思い込もうと必死でした。

 

流されて付き合った自分を許そうと、そんなふうに自分の気持ちを誤魔化していたんです。

 

でもそんな中、目で追っていたのは別の人で、ああ、自分は最低だなって自己嫌悪で死にたくなりました。今の彼氏は、その時私が目で追っていた彼で、かれこれ一年と数ヶ月になります。

 

「愛がなんだ」も、そんな今彼と見た作品。この映画は今まで自分がした気持ち悪い恋や過去をおもだして、吐きそうになりました。客観的に見ればこのお話の主人公もまともじゃないって言えるんです。主人公の友人であったら、そんな人やめときなよ!といってしまう。

 

主人公の愛は間違いなく真っ直ぐなものだった。けど、相手の男の子はそれを受け付けなかった。都合の良い関係でいたかったんです。どっちの気持ちもわかるから、うまくいきそうにない恋愛を見ているのはひどく苦痛でした。

 

良い映画だった!なんて感想を、おそらくこの映画は求めてないんじゃないかと思います。恋愛における人の気持ち悪さだとか、盲目さだとか、そんなのを見せつけられているような感じ。

 

恋愛って、多分誰もが自分の恋愛は特別だ!って思うと思うんです。私も色々あったので、そんなふうにヒロインぶってました。でもそんな恋愛をしてきた人たちなんていっぱいいるんですよね。

 

まともじゃないのが普通。狂ってるのが普通。だから、間違ってるなんて人に言われたって、目は覚めないんですよ。

 

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よければこの映画の感想などお聞かせください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日の撮影の話2

昨日の撮影は9時集合の19時30分解散でした。他の撮影班のお助け的な感じだったのでそこまで気は重くなかったのですが、家から1時間以上かかる現場での撮影だったので、まあ、交通費と睡眠時間が…、って感じでした。

 

撮影の雰囲気自体はまま引き締まっていて、少し段取りが悪いかな?と思いつつ、日程分のシーンを撮り切れていたのでよかったなと思います。

 

なんというか、撮影は色々してきましたけれど、本当に組む人によって進み具合や場の雰囲気が違うんですよね。人としての相性とか、撮影のどこに重きを置いているのかとか、なんとなく人によって違うんです。

 

例えば私の班は、脚本が私で監督は別にいるんですけど、とにかく納得のいく作品を作る!てスタンスなんです。

 

だから時間が押したり、少しお金がかかったりします。

 

こういう班もあれば、とりあえず映像をスケジュール通り撮り切ることが優先で、妥協も大事。楽しく作品を作ることが大事。なんていう班もあります。ほんと、全部大事なんですけど、その何を重視したのかがやっぱり作品に出るんですよね。

 

というわけで、楽しみな上映会。まだまだ先の話なんて思っていたらきっとあっというまに終わってしまう。

 

2年前より、少しは成長していますように。

 

 

 

 

やりたいことってなんだろう

やりたいこと。少し前の私は胸を張って脚本をかくこと!と口にしていたが、最近はどうもモゴモゴと言葉に詰まる。

 

専門学生になってすぐ、彼氏ができた。かれこれ一年ちょっと付き合っている。相性が合うかどうかと言われればうーん、という感じ。

 

どちらかというと私は嫉妬をするようなタイプではない。けれど彼はその反対。嫉妬も、束縛もする、だから多分、私が彼にする嫉妬のほとんどは嫉妬ではなくて、なんで私はダメなのにあなたはいいの、なんていうような感覚に近いのだ。

 

私は男と離しちゃダメなのにあなたは楽しそうに女の子と話すのね。

私は友達と遊ぶのにもあなたの許可がいるのに、あなたは平然と友人と遊ぶ約束をした後に私に報告するのね。

あなたは私のスマホを平然と見るのに、私には一切見せてくれないのね。

 

彼は私に相談をしない。全部報告なのだ。私が同じことをしたら、怒るくせに。

あなたは私に怒られるとふざけたように誤魔化すのに、私にはそれを許してもくれないのね。

 

なーんて、文字にしたら止まらなくなってしまった。

 

これは怒りなのか。あなたはいいのに私はなんて思っているうちに、だんだんどれが本当の嫉妬かわからなくなってしまって、もしかしたらもう依存しているのかと思うと、胸がどっしりと重くなるのである。

 

でも、ちゃんと好きなのだ。

 

一年たった今でも、彼の笑顔や胸の中が。かっこいいとも思うし、どこか出かけたいとも思う。嫌いなところと同じくらい好きなところがある。そして、やっぱりその全部を許してしますほど、彼が私のことを好きだと知っている。

 

たまにそのことを忘れちゃうくらい余裕がなくなると、大変だけれど。

 

話が脱線した。

 

やりたいこと。私は夢も恋人も捨てられず、これからもまよっていくことになるのだろうか。と、ふとこんなことを思ったので書きました。

 

というか、死にたいなと思ったんです。考えるのが嫌で。

 

ブログって、文字にするだけで気持ちの整理ができるから素敵。こんな気色の悪い口に付き合ってくれてありがとうございました。

 

今日は、彼となんのご飯を食べようかな。

映画「余命10年」を見た

ずっと誰かと話したかった!劇場で見た日からなんとなく誰かと感想を言い合いたかったけれど、意外と原作と映画両方見ている人がいなくて、モグモグと感想を胃のなかにしまっていました。

 

この映画、なんといっても始まりのシーンの桜の映像美がすごい。主演の小松菜奈ですが、私はどうしても彼女の持つ美しさから少女という印象を受けないんですけれど、この作品の小松菜奈は大人っぽいけれど助けたくなる、そんな女性でした。だからこそ、なんというか儚いピンク色の桜がよく映えていて、お互いの雰囲気を強調しあっているような感じ。

 

そんな一発目、映像のよさを存分にぶつけられながらも、物語はしっとり進んでいきます。

 

私は初め、この作品を原作の方で拝見したので、映画を見たときは思ったより恋愛をメインに話が置かれているんだなと思いました。何より、恋愛相手の男の子との出会いがすごく印象的に描かれているんです。多分、映画の中で一番強く思い出せるようなシーンにしているんじゃないかな?

 

原作の方は、どちらかというと主人公の女の子の趣味とか、考えがよく見えた気がする。映画と原作で少し設定も違い、私自身は原作の主人公が趣味に熱中しているシーンが、親近感が湧いて好きでした。

 

ただ、映画の恋愛って感じも、やっぱり私は女の子なので好きです。そうそう、映画の方は相手の男の子の感情がすごく人間らしいというか、しっかり掘り下げられていて恋愛としての切なさは倍増でした。

 

そして、この映画の残酷なところは四季が本当に美しく映像にされるんです。例えば木は、季節ごとに色を変えますよね。だから時間経過を表すためにそういった実景ショットを入れるのはとても効果的でわかりやすいんです。ただ、そのわかりやすく美しい映像は、この映画の物語の中ではひどく残酷ですよね。だって、時間が進んでいっているということは、主人公の病気も進んでいっているってことなんですから。

 

で、主人公はそんな四季折々の美しい映像の中にすごく浮くんですよ。彼女だけ、なぜか。それは多分彼女が病気であるというのが、見ている側にしっかりと伝わっているからなんです。

 

この映画、おそらく音楽のMVとか、写真とかが好きな人は絶対に見るべきと断言できるほど映像が素晴らしい。物語も恋愛ものが好きなら満足できる話です。恋愛ものが苦手なら原作をお勧めします。原作は原作で、文字でこちらの気を一切使わない感情の羅列が胸を苦しくさせます。

 

よろしければ視聴後、あなたの感想をお聞かせください。

 

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昨日の撮影の話

昨日は他の撮影班の助っ人に行きました。といっても、エキストラですけどね。

 

皆さんの中に一人でも映画やドラマのエキストラに出たことがあるって方、いらっしゃいますでしょうか。映画やドラマが好きなら、一度でも体験しておくといいですよ。きっと、映像という業界へ夢を見なくなる。

 

響く監督や助監の怒鳴り声。撮影班の揉める声、焦る声。全部聞けます。

 

でもこれ、不思議なことに仲が悪いとか、そーいうんじゃないんです。揉めるのなんてどの現場でも当たり前なんですよ。

 

私だって、専門学校に入るまでは友人と喧嘩どころか、親と喧嘩することだってありませんでした。でも、現場に出ると当たり前のようにいつも一緒にいる友人や恋人と揉めたりするんです。

 

大きな声で怒鳴りあったり、現場の雰囲気を悪くしたり。もちろんその度に反省します。でも、結局撮影が終わったその日の晩はみんなでご飯を食べに行ったり、その日の映像データを確認してハイタッチしたりするんです。好きなことを一生懸命やってると、こんなにも感情が揺れるんだなと、私は専門に来て驚きました。

 

で、昨日も昼食をみんなで食べて、次の日撮影がある班の機材貸出を手伝って、最近の中では割と早めに帰宅しました。

 

大変。

 

大学の映像学科の人って、どんな1日を送ってるんだろう。もしいたら教えてね。

 

 

映画「セッション」を見た

狂気

 

たくさんの賞を受賞した作品。この映画「セッション」、実はすごく話題になったラ・ラ・ランドと同じ監督の作品です。どっちの方が有名なんだろう?どっちも音楽が圧巻の映画ですね。

 

個人的な感想としては、引き込まれる映画というかんじ。この映画の音を聞いた瞬間から、グッと映画のストーリーに引き摺り込まれるような感覚があったんです。離さないぞと言わんばかりのドラムの演奏と、それに相対して静かな会話シーン。特に、主人公と鬼講師の会話は、気持ちが悪いくらい静かで息が詰まるようで、そしてそこに追い込みをかけ、焦らせるようなドラムの音が息を詰まらせました。

 

この映画は、主人公がドラムにどんどんのめり込んでいくんですよ。主人公は立派で、名前の残るドラマーになりたいんです。練習して、練習して、そして名前のある人に自分の才能を見つけてもらえた。

 

そしてその人の元で褒められた経験。怒られた経験。それらをバネとして練習する。バチを血だらけになりながら握って、ドラムを叩くんです。

 

努力家の素晴らしい主人公だ!と、一言でいってしまうのは勿体無い。そこには確かに狂気があるんです。人によっては、天才のように見えるかも。

 

私はこの主人公が羨ましくて仕方ありませんでした。周りの目を気にせず、自分だけを信じて練習して、好きなものに狂える。

 

名前をあげる人って、結局こんくらい好きなことに狂える人かもしれない。

 

私は夢以外も、恋人とか、睡眠とか、だらだらする時間とか、家族とか、友人とか、大切なものがたくさんあって、だからこの作品の主人公みたいにはなれないなと思うんです。楽しく暮らしたい。生きたい。結局、私の中心はこれなんです。

 

話がずれました。

 

このお話の一つの魅力は、人間の狂気です。主人公がどんどんドラムに落ちていく様子は、背中にじんわりと汗をかくような不気味さがあります。

 

ぜひ、この映画の結末を皆さんもその目で見てみてください。もしよろしければ、この映画の感想を気軽にお書きください。そういう考えもあるのだな、なんて勉強させていただきます。

 

セッションはU-NEXTで見ることが可能です。よろしければ無料で見れる無料トライアルでご視聴ください。

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金欠専門学生がブログを始めてみる

金欠専門学生です。

映像系の専門学校に脚本家志望として通っています。

甘くはないぞと覚悟しながら飛び込んだ学校。田舎から飛び出し親元を離れていますが、まあしんどいこと。泣きたくなって親の元に帰ろうと思っても、実家に帰るだけで時間もお金がかかる。

とうとう限界。なんせ最近、卒業制作なるものに追われていまして。

 

映画を作っている人や、おんなじような分野の学校に行っている人ならわかると思うんですけど、なんせ映像を作るのってお金がかかる。撮影現場までの交通費。消えもの(使ったり、食べたらなくなるもの)。演者の出演費。レンタルスペース代。あと、細かい小道具とか。一本の作品を作るだけで馬鹿にならない出費。

その上、そのお金は全て自腹です。

バイトすればいいじゃないかって、思う人もいると思うんです。でも、平日は学校と撮影準備。土日は撮影。お金どころか体力だってない。

朝から晩までですからね、撮影なんて。スケジュール通りになんて進まなくて、時間が押してみんなピリピリするんです。

そして重い機材を持って帰宅…。

まあ、楽しいんですけどね。

 

そんな多忙な毎日の愚痴と、映画の面白さをこれからブログで書いていきたいなと思っています。映像、特に映画専攻の学生なんてみんな狂いばっかです。しんどくてもなんでも、結局映画が好きなんです。泣いて、発狂しても結局映画のことばっかり。

 

私もそんな狂いの一人なので、お金がないって腹をすかせながら、睡眠時間がないって泣きながら、大好きな映画のことや物語のことを、みんなに読んでもらうためにブログを書いていきます。

 

ね。

 

私の話、聞いて。