映画「余命10年」を見た

ずっと誰かと話したかった!劇場で見た日からなんとなく誰かと感想を言い合いたかったけれど、意外と原作と映画両方見ている人がいなくて、モグモグと感想を胃のなかにしまっていました。

 

この映画、なんといっても始まりのシーンの桜の映像美がすごい。主演の小松菜奈ですが、私はどうしても彼女の持つ美しさから少女という印象を受けないんですけれど、この作品の小松菜奈は大人っぽいけれど助けたくなる、そんな女性でした。だからこそ、なんというか儚いピンク色の桜がよく映えていて、お互いの雰囲気を強調しあっているような感じ。

 

そんな一発目、映像のよさを存分にぶつけられながらも、物語はしっとり進んでいきます。

 

私は初め、この作品を原作の方で拝見したので、映画を見たときは思ったより恋愛をメインに話が置かれているんだなと思いました。何より、恋愛相手の男の子との出会いがすごく印象的に描かれているんです。多分、映画の中で一番強く思い出せるようなシーンにしているんじゃないかな?

 

原作の方は、どちらかというと主人公の女の子の趣味とか、考えがよく見えた気がする。映画と原作で少し設定も違い、私自身は原作の主人公が趣味に熱中しているシーンが、親近感が湧いて好きでした。

 

ただ、映画の恋愛って感じも、やっぱり私は女の子なので好きです。そうそう、映画の方は相手の男の子の感情がすごく人間らしいというか、しっかり掘り下げられていて恋愛としての切なさは倍増でした。

 

そして、この映画の残酷なところは四季が本当に美しく映像にされるんです。例えば木は、季節ごとに色を変えますよね。だから時間経過を表すためにそういった実景ショットを入れるのはとても効果的でわかりやすいんです。ただ、そのわかりやすく美しい映像は、この映画の物語の中ではひどく残酷ですよね。だって、時間が進んでいっているということは、主人公の病気も進んでいっているってことなんですから。

 

で、主人公はそんな四季折々の美しい映像の中にすごく浮くんですよ。彼女だけ、なぜか。それは多分彼女が病気であるというのが、見ている側にしっかりと伝わっているからなんです。

 

この映画、おそらく音楽のMVとか、写真とかが好きな人は絶対に見るべきと断言できるほど映像が素晴らしい。物語も恋愛ものが好きなら満足できる話です。恋愛ものが苦手なら原作をお勧めします。原作は原作で、文字でこちらの気を一切使わない感情の羅列が胸を苦しくさせます。

 

よろしければ視聴後、あなたの感想をお聞かせください。

 

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