映画「セブン」を見た
圧巻のバッドエンド。映画好きならおそらく聞いたことや見たことがあるだろうという作品を今更ながら紹介させていただく。
この映画、私もずいぶん昔に見たが、最近見返して見るとやはりこの映画の映像の演出力には驚かされる。
凸凹コンビのダブル主人公。この映画はそんなテンプレのバディもの。捜査をしながら、殺人犯をこのバディが追っていく。
意外とこの作品、物語自体の感想はよく聞くのだが映像については聞いたことがないので、今回は映像について。
専門で割と多くの撮影に携わってきたけれど、血糊をやたらとよく使った。まあ、そういう系統の話が多かったというのも一つの理由だけれど、単純に演出まで頭が回っていないのではないかと思う。
もちろん直接的な表現を攻めているわけではないけれど、見せない美しさってあるでしょう?
例えばドラマなんかでエッチのシーンがあったとして、それ、直接見せるより手だけとか、足だけとか、そんなふうな表現の方がなんかエロスを感じませんか?
なんか、そういう感じで。揉めたようなあとだとか、明らかに誰かに使われたとされる武器が転がっているとか、そういうのが恐怖を煽るんです。見ている人って、勝手に辻褄を合わせようとしてくれますから。想像してくれるんです。
セブンはそういった、想像で不安を煽らせるっていう技がとても上手なんです。見せ方が上手い。
もちろん直接的な描写もありますけど、それだけじゃないってことです。
「セブン」はU-NEXTの無料トライアルにて無料視聴が可能です。
-----------------------------------------------------------------------
本ページの情報は2022年11月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにて
ご確認ください。
------------------------------------------------------------------------